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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

【床下湿気対策!】あなたを苦しめる床下湿気を完全排除するための対策集!

湿気

「床下の湿気ってどうやって対策すれば良いの?」
「床下湿気のせいで室内の湿気あがってる様な気がする…」

こんなことを考えてはいませんか?

放置されがちな床下の湿気ですが、しっかり対策しないとあなたの生活に大きなリスクになる可能性があります。床下の湿気対策をしないと起きる3つのリスクは以下の通りです。

【床下の湿気対策をしないと起きる3つのリスク】
  • 住宅の腐食
  • シロアリが発生する
    →他にもゴキブリなどの害虫も…
  • 健康リスクが上がる
    →吐き気、食欲不振、不眠など

リスクがあるのは承知だが、具体的に何をしたら良いのか分からない人が多いのではないでしょうか?

結論から言いますと、床下の湿気は業者に依頼して対策するのがベストです。

なぜなら、DIYの知識や相当な手間をかけないと、「完全に湿気を排除する」ことは難しいためです。

しかし、以下の様に業者に依頼すると費用が高いのも事実。

床下湿気対策の工事にかかる費用一覧

施工名称費用相場
調湿剤を敷く10万円〜30万円
床下換気扇を取り付ける20万円〜50万円
工事(防湿皮膜整形工法)90万円〜150万円

そこで今回は、以下について解説をしていきます。

この記事で分かること
  • 床下の湿気を放置するとどうなるの?
  • あなたは業者に依頼するべき?自分で対策できる?
  • 悪徳業者に引っかからないために知っておくべきこと
  • 自分で床下の湿気対策をする2つの方法

この記事を読めば、あなたを困らせる床下湿気から解放され、快適な生活を送る一歩が踏み出せますよ。

床下の湿気対策をしないと起きる3つのリスク

まず、床下の湿気を放置しておくと何が起きるのかしっかりと知っておきましょう。

床下の湿気対策をしないと起きる3つのリスク
  • 住宅の腐食
  • シロアリが発生する
  • 健康リスクが上がる

それぞれを詳しく解説していきます。

床下湿気のリスク①住宅の腐食

住宅の腐食

床下の湿気を放置しておくと、住宅の基礎の部分の腐食が進んでいきます。

これは、湿気から生じる「担子菌類」と呼ばれる菌類が住宅基礎の木材を蝕んでいくためです。

国土技術政策総合研究所の研究資料からも明らかになっている通り、「担子菌類」は、湿度が30%以上の場所を好み、温度にすると20~30%の環境で最も繁殖してしまいます。

この様に湿気を放置し、床下が「担子菌類」にとって最適な環境になることによって、住宅の基礎はどんどんと腐食してしまうのです。

床下湿気のリスク②シロアリが発生する

住宅のシロアリ

床下湿気を放置することのリスクとして、シロアリの発生も挙げられるでしょう。

シロアリは、「暖かくてジメジメした場所」を好む傾向にあり、湿気がある床下はまさにシロアリにとって最高の住処となるのです。

シロアリの発生は時代とともに徐々に減ってはいますが、未だに九州などの暖かいエリアでは、シロアリ被害は毎年報告されています。

この様に、シロアリの被害が発生することも床下湿気を放置するリスクです。

床下湿気のリスク③健康リスクが上がる

床下の湿気は、室内に入り込み室内の湿気を上げることに繋がります。
そして、この室内湿気の上昇によって健康被害が生まれることがあるのです。

なぜなら、湿気は体内の自律神経を崩したり体内の温度調整機能を壊すことがあるためです。

室内の湿気が上がることによる健康被害
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 身体の怠さ
  • 不眠
  • 不安感
  • むくみ

この様に、床下の湿気は健康リスクもあるので注意が必要です。

床下に湿気が溜まる原因とは?

フローリングの床と植物の画像

なぜ床下に湿気が溜まりやすいのでしょうか?床下に湿気が溜まる原因は以下の通りです。

床下に湿気が溜まる原因
  • 風の通りが悪い
  • 雨水が侵入しやすい
  • もともと田んぼや湿地だった

ここではそれぞれの原因についてさらに詳しく解説していきます!

風の通りが悪い

床下に湿気が溜まる原因1つめには、床下の通気性が悪く風の通り道がないことが挙げられます。特に、通気口部分にエアコンの室外機などを置いてしまい通気口が塞がれることで、湿気が排出されにくくなっているケースもあります。床下の通気口が物で塞がれていないかチェックしてみましょう。

雨水が侵入しやすい

床下に雨水が侵入しやすいため、湿気が溜まりやすいといった場合もあります。例えば周囲の土地や道路よりも低い位置にある家の場合、床下に雨水などが流れ込みやすくなります。一度床下に雨水が溜まるとなかなか外に排出されず、床下が常に湿っている状態となってしまうのです。

もともと田んぼや湿地だった

床下に湿気が溜まる原因3つめには、その土地がもともと田んぼや湿地だったことが挙げられます。もともと田んぼや湿地だった土地は湿気が溜まりやすく、水を含みやすい性質を持っているのです。どのように土地が活用されていたのかは、法務局の窓口で「閉鎖謄本」を取得することで確認ができます。また、ネットで航空写真などを確認してみるのもおすすめです。家が経つ前にその土地がどのように活用されていたのか、また、土壌改良されているのかもチェックしてみましょう。

あなたは大丈夫?床下湿気対策をするべきかの判断基準

古民家の画像

もしあなたが床下の湿気対策の必要を感じているのであれば、この表を確認しましょう。

床下湿気の対策が必要なケース床下湿気の対策が必要でないケース
・昭和25年以前建てられた住宅
・長い間通気口の前に物を置いている場合
・床下がコンクリートで
舗装されている場合

床下の湿気対策は費用と時間がかかります。
そのため、実際に対策を取る前に本当にあなたは床下湿気の対策をするべきなのかを確認する様にしましょう。

詳しく解説していきます。

床下湿気の対策が必要なケース①:昭和25年以前建てられた住宅

昭和25年以前に建てられた住宅は床下湿気の対策すべき可能性が高いです。

2021年最新の建築基準法施行令には、第22条に「居室の床の高さ及び防湿方法」として、床の高さについての例文があります。

第二節 居室の天井の高さ、床の高さ及び防湿方法

(居室の床の高さ及び防湿方法)

第二十二条 

一 床の高さは、直下の地面からその床の上面まで四十五センチメートル以上とすること。

二 外壁の床下部分には、壁の長さ五メートル以下ごとに、面積三百平方センチメートル以上の換気孔を設け、これにねずみの侵入を防ぐための設備をすること。

建築基準法施行令第22条

要約すると、以下の通りです。

要約

床下の換気のために、以下を守らなくてはいけない。

  • 床下は45cm以上開けること
  • 換気孔を定められた間隔で設置すること

これに対し、昭和25年以前に建てられた住宅は、「建築基準法」の改訂前の物件であるため、床下の空間が十分に確保されていないケースが多々あります。

この様な物件では、床下の湿気が放置されている場合があるため、湿気対策を取る必要がある可能性が高いでしょう。

床下湿気の対策が必要なケース②:長い間通気口の前に物を置いている場合

画像の様な通気口の前に物を長年置いている場合は、湿気対策が必要である可能性が高いです。

通気口の前に物を置いていると除湿の妨げになっている可能性があるためです。

この様な様な場合は、湿気対策の必要があるでしょう。

床下湿気の対策が必要ないケース①:床下がコンクリートで舗装されている場合

床下がコンクリートで舗装されている住宅の場合は、床下湿気の対策を行う必要はありません。
(建築用語で「ベタ基礎」「土間コンクリート」と呼ばれるタイプの住宅)

なぜなら、床下に湿気が溜まる原因は、土壌から上がってきた湿気が原因であるためです。

コンクリート舗装がされていれば、土壌からの湿気が床下に溜まることがないため、湿気対策の必要はありません。

家の構造と湿気の溜まりやすさは関係する?

床下の画像

家の構造と湿気の溜まりやすさには関連があるのでしょうか?結論から言うと、家の構造ごとに湿気の溜まりやすさは異なります。ここでは、以下の2つの基礎の種類ごとに湿気の溜まりやすさについて解説します。

家の構造と湿気の溜まりやすさ
  • 布基礎の場合
  • ベタ基礎の場合

布基礎の場合

布基礎とは、住宅の壁部分に合わせてコンクリートを打ち込み、地面から出たコンクリートで家を支える基礎の形です。強度がとても強く、建築コストもそこまでかからないのが特徴的です。しかし、地面に染み込んだ湿気が建物に直接伝わりやすいため、湿気に関わるトラブルが起こりやすい都も言われています。

ベタ基礎の場合

ベタ基礎とは、床下全体にコンクリートを流し込む基礎の形です。耐震性に優れているため、地盤が弱い土地での家作りに活用されます。また、地面全体をコンクリートで覆うため、住宅まで湿気が伝わりにくいといった特徴を持っています。

基本的には床下の湿気対策は業者に依頼するべき!

人物の画像

床下の湿気対策はDIYで自ら行う方法業者に依頼して行う方法の2通りがあります。

しかし、基本的にはプロである業者に依頼しましょう。

なぜなら、床下の湿気対策は、知識がない状態で行うと十分な湿気対策にならないためです。

DIYで行う方法と業者に依頼する方法の比較は次の通りです。あなたがどちらで対策するべきかの参考にしてみてください。

業者に依頼するDIYで行う
メリット・プロが行うためしっかりとした湿気対策が可能・費用を抑えられる(1万円~5万円ほど)
デメリット・費用が高い(10万円~150万円)・知識がないと完全な対策ができない
・DIYに慣れていないと時間がかかる
おすすめの人・手間をかけずに湿気対策がしたい人
・完全に湿気を抑えたい人
・費用をかけたくない人
・DIYの知識がある人

知識に自信がある、またはDIYが得意な方は自分で行ってみても良いかもしれませんね!

業者に床下湿気対策を依頼する場合の対策方法とその相場

業者に床下の湿気対策を依頼する場合、以下の3つの方法で行うことが多いです。

施工名称費用相場施工内容備考
調湿材を敷く10万円~30万円隅やゼオライト、シリカゲルなどの調湿機能を持った材料を床下に敷き詰めます。一番安価でかつ簡単に仕上がります。
床下換気扇を取り付ける20万円~50万円床下に2~4箇所床下用の換気扇を取り付けて空気の流れを作り、湿気を逃がします。月々の電気代は120円程度ですが、故障したら取り替える必要があります。寿命は大体10年ほどと言われています。
工事(防湿皮膜形成工法を行う)90万円~150万円床下の土壌に木工用ボンドのような樹脂を敷き、土壌を覆います。防蟻剤が腹案れているのでシロアリ対策ができます。床下に十分なスペースがないと難しいです。

それぞれを確認していきます。

業者の床下湿気対策①:【10万円〜30万円】調湿剤を敷く

最も安価で依頼できるのは調湿剤を床下に敷く方法です。

調湿剤とは、湿度が多い時は吸収し、反対に空気中が乾燥している時は一度含んだ湿気を放出してくれる製品です。

業者に依頼して、床下に調湿剤を敷き詰めることで床下の湿気対策をすることができます。

業者の床下湿気対策②:【20万円〜50万円】床下換気扇を取り付ける

床下換気扇
(引用:セイホープロダクツ株式会社)

次に安価であるのは、床下に換気扇を取り付ける方法です。

床下の換気扇によって、空気循環を促し除湿を行います。

費用は床下面積の広さや形によっても異なりますが、おおよそ2~5台ほどの換気扇を取り付け、費用は20~50万円ほどが相場です。

業者の床下湿気対策③:【20万円〜100万円】工事(防湿皮膜形成工法)を行う

防湿皮膜形成工法
(引用:リフォームのもりた)

最後に最も高価な対策として、工事(防湿皮膜形成工法)を行う方法です。

こちらは、床下の土壌に樹脂の皮膜を作り、床下の土壌を覆うことで湿気が溜まらない様にする方法です。

費用相場は約1~2万円/㎡ほどで、工期も2,3日ほどで完了します。

この方法は、他の方法と違い防虫効果がある成分を含んだ樹脂で覆うため、湿気対策にプラスして防虫効果もあります。

費用は最も高いですが、効果も最も高いと言えるでしょう。

業者を選ぶ際必ず確認したい3つの注意点

フローリングの床の画像

床下の湿気対策を業者に依頼する際、下記の点に注意しましょう。

業者を選ぶ際に必ず確認したい3つの注意点
  • 悪徳業者をしっかりと見極める
  • 3社以上の相見積もりを取る
  • 費用相場を知っておく

全て大切なポイントですので、必ず確認する様にしましょう。

業者を選ぶ際の注意点①:悪徳業者をしっかりと見極める

施工前のカウンセリングで異常に不安を煽ってくる業者の場合、もしかすると悪徳の部類に入る業者かもしれません。 また、自分から問い合わせをしていないのに何故か訪問してきた…という場合も要注意。

中には訪問してチェックしてくれる良い業者もありますが、営業員が確認して、更に不安を煽ってくるという場合は悪徳業者のケースがあります。提示してきた施工金額が相場より高い場合は要注意

床下湿気対策で業者を頼む際には必ず3社以上から見積もりを取りましょう。

手間はかかりますが、複数社の見積もりを比較すると以下の様な発見があります。

  • 同じ工事でも費用が異常に高い業者がいる
  • 必要な床下換気扇の台数が1社だけ異常に多い
  • 同じメーカーだが、費用にばらつきがある

ここでのポイントは2社ではなく、3社以上から見積もりを取ることです。

例えば床下換気扇の工事をする場合、2社ともに台数が異なっているとどちらが適正台数なのかが見抜けません。

しかし、3社以上から見積もりを取っていれば相対的にどの業者が多く見積もりを取ろうとしているのかが明確になります。

この様に、相場が掴みやすいため3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。

業者を選ぶ際の注意点③:費用相場を知っておく

最後は、各工事の相場感を知っておくことです。

3社以上から見積もりを取ることで相場感は分かりますが、以下の表の様な相場を事前に知っておくに越したことはありません。

施工名称 費用相場 施工内容 備考
調湿剤を敷く 10万円〜30万円 炭やゼオライト、シリカゲルなどの調湿機能を持った材料を床下に敷き詰めます。 一番安価でかつ簡単に仕上がります。
床下換気扇を取り付ける 20万円〜50万円 床下に2〜4箇所床下用の換気扇を取り付けて空気の流れを作り、湿気を逃します。 月々の電気代は120円程度ですが、故障したら取り替える必要があります。寿命は大体10年ほどと言われています。
工事(防湿皮膜形成工法)を行う 90万円〜150万円 床下の土壌に木工用ボンドのような樹脂を敷き、土壌を覆います。 防蟻剤が含まれているのでシロアリ対策ができます。床下に充分なスペースがないと難しいです。

明らかに相場から外れた様な見積もりを提出する業者がいたら、それは悪徳業者の可能性が高いです。

事前に相場は知っておく様にしましょう。

床下湿気対策をDIYで行う場合の2つの方法

床下の画像

DIYで床下の湿気対策を行う方法としては、2つあります。

<!– wp:table –> <figure class=”wp-block-table”> <table> <tbody> <tr> <td> </td> <td>方法①調湿剤を床下に敷く</td> <td>方法②防湿シートを敷く</td> </tr> <tr> <td>メリット</td> <td>簡単</td> <td>効果が高い</td> </tr> <tr> <td>デメリット</td> <td>効果はそこそこ</td> <td>DIYの知識が必要</td> </tr> <tr> <td>おすすめの人</td> <td>まずは、自分で簡単にできる方法で試してみたい人</td> <td>DIYの知識があり、効果が高い方法で対策がしたい人</td> </tr> </tbody> </table> </figure> <!– /wp:table –>

それぞれの方法について解説していきます。

DIYで行う床下湿気対策①:調湿剤を敷く

床下に調湿剤を敷く方法は、調湿剤を購入して設置するだけなのでDIYで行う中でも簡単です。

調湿剤はさまざまな素材のものが販売されていますので、予算や効果を考慮した上で自分の住宅に合ったものを選びましょう。

メリット 簡単に行える
デメリット 効果は高くない商品が多い
おすすめの人 まずは、自分で簡単にできる方法で試してみたい人

床下に調湿剤を敷く方法は、調湿剤を購入して設置するだけなのでDIYで行う中でも簡単です。

調湿剤はさまざまな素材のものが販売されていますので、予算や効果を考慮した上で自分の住宅に合ったものを選びましょう。

床下の調湿剤については以下の記事で詳しく解説しています。

DIYで行う床下湿気対策②:防湿シートを敷く

防湿シートの商品画像

出典: 強力防湿シート スーパーグレード品 50m巻”>強力防湿シート スーパーグレード品 50m巻

 

防湿シートを適切に敷き詰めてテープで固定しなければならないので、調湿剤を設置するよりは手間がかかります。

しかし、床下の土壌がかなり湿気ている場合は防湿シートを敷くと湿気を物理的に抑えることができます。

床下に防湿シートを敷いた上で調湿剤を置くことで更なる防湿効果を得ることができます。

DIYで床下湿気対策をするなら炭製品がおすすめ!

炭八の画像とロゴ

床下の湿気対策をするなら、炭を使用するのがおすすめです。 床下湿気対策に炭がおすすめな理由

  • 自分で設置できる
  • 消臭・防虫効果もある
  • 半永久的に使用できてコストパフォーマンス◎

それぞれの理由を詳しく解説していきましょう。

自分で設置できる

調湿剤として床下に炭を置くのは、業者に頼まなくても自分で行うことが可能です。

床下に潜り込むスペースさえあれば、ちょっとした日曜大工の感覚で設置することができます。

「床下の湿気対策をしたいけど、大掛かりな作業は大変…」と思う方も多いでしょう。</p> <p>しかし、炭なら床下に潜って並べるだけ。床下へ潜るための点検口があればかんたんに行うことができます

消臭・防虫効果もある

炭は天然成分で消臭・防虫効果もあるのが特徴です。

他人の家にお邪魔すると、嫌〜な生活臭が気になること、ありませんか?

あの匂い、ご自分の家でもあるかもしれません。ある程度の生活臭は生きていく上で必ず発生してしまうものです。


しかし、床下に炭を敷き詰めておけば、この嫌な生活臭を吸い取ってくれるので、匂いを軽減させることができるのです。

また、防虫効果もあるのでシロアリなどの害虫が発生するのを防いでくれる点も嬉しいポイントです。

半永久的に使用できてコストパフォーマンス◎

炭は一度設置したらその後はランニングコストがかかりません。ほぼ半永久的に使用することができるので、最初の導入費用が少しかさんだとしても長期的に見ればかえって安くなるのです。

他の調湿剤と比べ、炭は手作業で作られることが多いので価格が高い傾向にあります。しかし、それだけのパフォーマンスは期待しても良いでしょう。

住まいの状況に合わせて最適な湿気対策を!

床下の湿気対策の方法はDIYで行う方法と業者に依頼する方法の2つです。

それぞれ良い点悪い点があり、お住まいの住宅の状況に合わせて湿気対策の方法選ぶと良いでしょう。とにかく簡単に湿気対策をしたいなら、まずは調湿剤から導入してみると良いかもしれません。

その際は、天然の良質な木材を使用して作られた『炭八』がおすすめです。

炭八は、通年で湿度が高い島根県出雲市で作られている良質な調湿用の木炭です。人が快適に過ごせる湿度に調整してくれるよう作られた炭八は、非常に体に優しいのもポイント。老人ホームなど気管支が弱いご老人が暮らしている場所でも導入されています。

どれにしようか迷ったら、体に優しくコストパフォーマンスが良い炭八を選んでみると良いかもしれません。

床下の湿気対策グッズは「床下におすすめの調湿剤を素材別に解説!選ぶポイントは『コスパ』」で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

グラニーレ編集部

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