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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

除湿とは?冷房との違いや使い分ける基準を解説/除湿=電気代が高いは嘘?

湿気

「エアコンの除湿モードってあまり使ったことがないけれど、実際どんな機能なんだろう?」
「部屋の中を効率的に除湿したいけど、エアコンの除湿モードは効果的なのかな?」
このような疑問をお持ちではないでしょうか。

結論から申し上げますと、実際のところエアコンの除湿モードとは、ほぼ冷房と同じ機能です。
今回はそんなエアコンの除湿モードに着目して、効果的に部屋を除湿する方法をご紹介しましょう

除湿=湿度を下げる目的の弱い冷房

冷房=気温を下げる目的の冷房

この記事を最後まで読めば、どんな時に除湿と冷房どちらを使えば快適に過ごせるのかわかります。

エアコンの除湿とは?

エアコンの除湿モードは『湿度を下げることを目的とした機能』です。
除湿の仕組みとしては、次の通りです。

  1. 湿度の高い空気をエアコンが吸い込む
  2. アルミの熱交換器を通りながら吸い込んだ空気の熱を吸い取る
  3. 空気が冷え、含むことができる水分量が減る
  4. 乾燥した空気を部屋の中に戻す

ちなみに、エアコンの冷房モードでもこれと同じことが起こっています。

夏場に冷房を稼働していて、エアコンから水が垂れてきた経験がある人も多いのではないでしょうか。エアコンで起こるトラブルとして、水漏れは非常に多いです。

排水ホースから上手にこの余分な水分を排出できないと、エアコンから水分が漏れてきます。この水漏れの量でびっくりしたことがある人も多いのではないでしょうか。特に気にならなくても、部屋の湿度は意外と高いものなんです。

冷房と冷房除湿の違い

ちなみに、除湿の他に『冷房除湿』が搭載されているエアコンもあります。
冷房と冷房除湿はどちらも冷房機能を利用していますが、違いは下げたい対象です。

冷房 部屋の気温を下げる目的
冷房除湿 部屋の湿度を下げる目的

冷房と冷房除湿の仕組みは基本的に同じですが、冷房は部屋の気温を下げる目的で稼働させるものであり、冷房除湿は部屋の湿度を下げる目的で稼働させるものです。

そのため、冷房除湿は弱く冷房を稼働させているため、部屋の湿度だけでなく気温も下がります。

除湿モードは電気代が高い?

エアコンで消費する電力は次の順番で大きくなります。

(電力少)弱冷房除湿→冷房→再熱除湿(電力多)

「除湿モードは電気代が高くなる」このように聞いたことがある人も多いでしょう。これは、エアコンに搭載されている除湿のタイプによって変わります。

除湿には主に次の2種類があります。

  • 冷房除湿
  • 再熱除湿

冷房除湿は冷房と同じ仕組みで空気中の水分を取り除きます。対し、再熱除湿は湿気を取り除くために一度アルミの熱交換器の中に入って空気を冷やします。そして、気温を下げないように再度適切に空気を温めて部屋に戻すようになっているのです。

空気中から湿気を取り除く工程に加え再度温めるという工程が加わっている再熱除湿の方が電気代が高くなるのです。

ご自宅に設置されているエアコンの除湿方法がどちらのタイプを採用しているのかについては、取扱説明書かメーカーのホームページより確認することができます。

除湿と冷房の使い分け方

除湿と冷房は次の基準で使い分けると良いでしょう。

除湿 湿度が高くて気温がそれほど高くない時(6月の梅雨の時期など)
冷房 気温が高い時(真夏の時期)

気温が高いなら冷房

基本的には気温が高い時は冷房で稼働させると良いでしょう。冷房除湿の場合は湿度だけでなく気温も下がりますが、それでも冷房よりは気温が下がりにくくなります。

低温多湿なら除湿

梅雨時や雨が続く時期、台風の時など気温はそれほど高くないのに湿度が高いせいで過ごしづらさを感じる時は、除湿でエアコンを稼働させると良いでしょう。

自動モードがあればそちらを活用

エアコンによっては湿度や気温に応じて自動で切り替えてくれる自動モードが搭載されているものもあります。お使いのエアコンで自動モードが搭載されていれば、そちらを活用すると良いでしょう。

エアコンの除湿モードでもジメジメしている時の対処法2選!

人が快適に過ごせる湿度は40〜70%だと言われています。(季節によって変動あり。季節ごとに解説|適正な湿度は何%?ウイルス対策できる基準も解説)その範囲を超えると、不快な湿気が気になることも。

特に梅雨の時期や台風など雨が続くと除湿モードではカバーしきれないこともあるでしょう。そんな時は次の対策をとって嫌な湿気対策をすることをおすすめします。

  • 除湿機を導入する
  • 調湿剤を導入する

それぞれ詳しく解説します!

除湿機を導入する

エアコンの除湿モードに加え、除湿機を導入するとより湿気対策になります。除湿モードで取り除ききれなかった湿気を除湿機が取り除いてくれるのです。

安いものであれば1万円程度で購入することもできるので、湿気が気になることが多い場合は導入すると良いでしょう。除湿器内に溜まった水分を排出したり、部品を洗うなどの手間がありますが、手軽に導入できる湿気対策としておすすめです。

特に、洗濯物を部屋干しする機会が多い家庭な除湿機を導入するのがおすすめです。除湿機と扇風機を同時に稼働させるとかなり洗濯物が乾きやすくなりますよ。

調湿剤を導入する

部屋に調湿剤を設置するのも良いでしょう。

調湿剤とは、空気中に水分が多い時は湿度を吸収し、反対に空気中が乾燥している時は水分を放出してくれる素材のことです。

天井裏や床下に調湿剤を設置することで適切に部屋の湿度を調節してくれるので、エアコンの効きが良くなる利点もあります。

調湿剤を導入するなら炭八がおすすめです。良質な木材を利用して作られた炭八は、体に優しく呼吸器が弱い高齢者の方や小さなお子様がいる家庭も安心して使うことができます。

一度導入すればお手入れをしなくても自動で吸湿・防湿をしてくれますので、コストパフォーマンスも良いのが特徴。

  • お手入れをするのが面倒
  • コストパフォーマンスが良い湿気対策を導入したい

これらの要望をお持ちの方は、炭八を湿気対策として取り入れることをおすすめします。

まとめ

エアコンの除湿は基本的に冷房と同じ仕組みで稼働しています。そのため、除湿モードで稼働させていてもある程度部屋の気温が下がります。

しかし、再熱除湿のタイプの除湿を採用しているエアコンの場合は一度下がった気温を再度冷やしているので電気代は冷房より高くなります。

冷房と除湿の使い分けは、下記の基準で行うと良いでしょう。

  • 気温が高い時は冷房
  • 気温はそれほど高くなく、湿度が低い時は除湿

その時々で合った方法で稼働させることで、快適に過ごすことができます。

また、除湿モードだけでは湿気が取りきれない時は、除湿機を活用したり、調湿剤を設置したりして湿度を調整しましょう。

グラニーレ編集部

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