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[監修] 住環境コーディネーター他

花井 千赴

リノベーション・不動産・新築・エクステリアをワンストップで手掛ける
株式会社ユニテ 代表取締役社長

換気扇をつけると寒い!換気扇の寒さ対策やおすすめの換気方法を紹介!

換気

「換気扇を付けたいけど寒さが気になる…」

「手軽にできる換気扇の寒さ対策が知りたい」

このようなことをお考えの方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、換気扇の寒さ対策を行うことは可能です!

本記事では以下について解説しています。

換気扇の寒さ対策や換気方法
  • すぐにできる換気扇の寒さ対策
  • 換気扇を止めると発生するトラブル
  • 換気扇以外のおすすめの換気・調湿方法

この記事を読めば換気扇の寒さ対策が分かり、寒さを感じずに換気ができるようになりますよ!

すぐにできる換気扇の寒さ対策

換気扇をつけると寒さを感じる場合にはどのような対策を行えばいいのでしょうか?手軽にできる換気扇の寒さ対策は以下の通りです。

すぐにできる換気扇の寒さ対策
  • 換気扇カバーを設置する
  • 自動シャッターを取り付ける
  • 窓に断熱シートを貼る
  • 暖房で部屋を温める

ここではそれぞれの対策についてさらに詳しく解説していきます。

換気扇カバーを設置する

換気扇の寒さが気になる場合には、換気扇にカバーを設置するのが大切です。換気扇カバーとは、換気扇全体にかぶせて使用するアイテムです。換気扇カバーを設置すると冷気が直接室内に入ってくるのを防げるため、寒さを和らげる効果が期待できます。さらに、室外にある換気口にカバーを取り付けることでも寒さを軽減させられます。換気扇カバーを選ぶポイントは、以下の商品を参考にご覧下さい。カバーのタイプはもちろん、自宅の換気扇の大きさに合った商品を選びましょう。

おすすめ換気扇カバー 東芝 C-302 ウェザーカバー

引用元:楽天市場 東芝 C-302 ウェザーカバー

換気扇をすっぽり覆うことができる換気扇カバーです。換気扇のファンがむき出しになっているタイプや大きめのカバーが付いていない換気扇に使用するのがおすすめです。ダイレクトに冷気が入ってくるのを防げるため、寒さを和らげることができます。

おすすめ換気口カバー 換気口カバー「ポレット」

引用元:楽天市場 換気口カバー「ポレット」

換気口にかぶせて使う後付けタイプの換気口カバーです。吸音断熱材が使用されているため、断熱性に優れています。貼り付けるだけなので工事不要で、誰でも簡単に取り付けられます。換気口から入ってくる冷たい風をシャットアウトしたい方におすすめです。

自動シャッターを取り付ける

換気口に自動シャッターをつけることでも寒さを軽減させることが可能です。自動シャッターとは、全自動でシャッターの開け閉めができる換気口のカバーです。換気扇を使用しない時や寒さが強い時にはシャッターを閉めておくことで、冷気をシャットアウトできます。自動シャッターには、壁に貼り付けるだけの簡単な商品から工事が必要なものまでさまざまな種類があります。自分で取り付けを行うのが不安な方は、必ず専門の業者に依頼して取り付けを行いましょう。

窓に断熱シートを貼る

窓に断熱シートを貼ることも寒さ対策に繋がります。断熱シートとは窓に貼るだけでガラスの断熱力を高めてくれるアイテムです。断熱シートには厚さや柄などが異なる商品が多くあります。結露を防止できる断熱シートもあるため、好みのデザインや断熱性能から選びましょう。断熱シートはネットやホームセンターなどで購入できるため、手軽で効果的な寒さ対策を探している方におすすめです。換気扇から寒い空気が入ってきても室内の暖かさを保ってくれます。

暖房で部屋を温める

さらに手軽に寒さ対策をしたいなら、暖房を使って部屋全体を温める方法がおすすめです。普段よりも設定温度を少しだけ高くするだけで、かなり暖かく感じられます。エアコンやストーブなどの暖房機器を併用しながら、部屋全体に暖かい空気を送れるようにしましょう。

換気扇を止めてしまうとどんなトラブルが発生する?

換気扇を止めるとどのような問題が発生するのでしょうか?換気扇を止めると発生しやすくなるトラブルは以下の通りです。

換気扇を止めると発生するトラブル
  • カビが発生しやすくなる
  • 窓に結露が付着する
  • 嫌な臭いがこもる
  • シックハウス症候群を引き起こす

ここではそれぞれのトラブルについて詳しく解説していきます。

カビが発生しやすくなる

換気扇を止めてしまうと、室内のさまざまな場所にカビが発生しやすくなります。なぜなら、上手に換気が行われないことでカビの原因となる湿気が室内に溜まり続けてしまうからです。文部科学省が出しているカビ対策マニュアルには以下のように記載されています。

一般にカビの発生しやすい資料の場合、温度25度のとき、相対湿度が70パーセントだとカビは数か月で繁殖し、75パーセントを越すとその速度は急激に早まり、90パーセントではわずか2日で目に見える程度まで繁殖するといわれている[Michalski2000]。

引用元:文部科学省 「カビ対策マニュアル 実践編」

水蒸気を含むことができる限界の量が空気の温度ごとに決まっており、そのうち何%の水蒸気を含んでいるか表したものを相対湿度といいます。

相対湿度とは?

相対湿度は水蒸気量とそのときの気温における飽和水蒸気量との比を百分率で表したもの。

引用元:気象庁 気温に関する用語

相対湿度が70〜75%ほどになると急激にカビが発生しやすくなります。換気扇を止めると湿度がどんどん高くなってしまうため、カビが発生しやすい環境となるのです。

窓に結露が付着する

換気扇を止めることで、カビの他にも結露が発生する場合があります。なぜなら、空気の入れ替えが上手く行われずに室内に湿気が溜まり続けてしまうからです。湿気がこもったまま放置すると、窓際やお風呂場などのさまざまな場所で結露が発生する恐れがあります。

嫌な臭いがこもる

換気扇を止めてしまうと、室内に嫌な臭いがこもってしまう原因にも繋がります。換気扇を稼働させておけば室内の空気と外の空気を自動的に入れ替えることが可能です。しかし、換気扇を止めてしまうと、キッチンの油汚れの臭いや嫌な生乾き臭が室内にこもったままとなってしまうのです。

シックハウス症候群を引き起こす

換気扇を止めることでシックハウス症候群を引き起こす恐れがあります。シックハウス症候群とは、汚れた空気の室内で過ごすことで目がチカチカしたり鼻水が出たりするなどさまざまな健康被害を引き起こす症状のことです。

近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。

引用元:厚生労働省 シックハウス対策のページ (1)シックハウス症候群とは

換気扇を止めてしまうと汚れた空気が室内に溜まり続けるため、シックハウス症候群を引き起こす恐れがあるのです。

換気扇以外のおすすめの換気・調湿方法は?

換気扇以外に、どのような方法で換気や調湿を行うことができるのでしょうか?換気扇以外のおすすめの換気・調湿方法は以下の通りです。

換気扇以外のおすすめの換気・調湿方法
  • 時間を決めて窓を開ける
  • 時間を決めて窓を開ける
  • 扇風機やサーキュレーターを使用する

ここでは上記のおすすめの換気・調湿方法について紹介していきます。

時間を決めて窓を開ける

換気扇を付けなくても、時間を決めて窓を開けることで室内の空気を入れ替えられます。部屋全体の空気を入れ替えるためには、1時間に1〜2回程度の換気を行うのが理想的です。しかし、寒い季節には冷気が気になる場合があります。寒い場合には無理をせずに短時間の換気にとどめましょう。

扇風機やサーキュレーターを使用する

扇風機やサーキュレーターを使用すれば、換気扇を付けなくても空気を入れ替えることが可能です。リビングや寝室などの全ての扉を開けてサーキュレーターを稼働させれば、外の冷たい風が室内に入ってくることもありません。

調湿材「炭八」を使用する

手軽に湿気対策をしたいなら、調湿材の「炭八」を使用するのがおすすめです。炭八は備長炭の2倍の吸放湿スピードを誇る調湿材です。置いておくだけで湿気を吸ったり吐いたりし、室内の湿度を常に快適に保ってくれる優れものです。できるだけ手軽な方法で調湿を行いたい方は、ぜひ炭八の活用を検討してみてください。

まとめ

今回は、換気扇の寒さ対策やおすすめの換気・調湿方法などを紹介しました。換気扇の寒さ対策はさまざまな方法で行うことが可能です。ぜひ適切な方法で寒さ対策を行い、きれいで清潔な空気のお部屋で過ごしてくださいね。

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